王道リングカットにも秘密がある。
「ダーツを押し出す」事に特化した重めのトルピードバレル。
トルピードバレルの利点、前重心のバレルをテーパーで押し出す事でダーツを飛ばしやすいという点。本作ではその「押し出しやすさ」を追求したモデルになる。
グリップ部は王道のリングカット。しかしただのリングカットではない。バレル後方から中央に向けてカットの溝が徐々に深くなっている。押し出すポイントはかかりが強めになっていて、ダーツに力が乗りやすく押し出しやすさに繋がっている。後方はダーツを離す際に邪魔にならない様に、溝を浅くしてリリースの邪魔をしない設計。
重心はやや前のセミフロント。グリップ位置から近い位置に重心を持ってくることで、重心をそのまま押し出せるので、20gという重さをしっかり感じながらもすんなりと押し出せる。その為、複雑なカットではなく、程よいかかりのリングカットを採用している。
最大径7.8mmと太く持ちごたえがあり、シェイプしている前方に中指がフィットして抜群のグリップ感を味わえる。
バレルに対して指の接地面積が多い人には、よりこのバレルの凄さを体感してもらえるだろう。